アトピー 症状

カポジ水痘様発疹症とはヘルペスが重症化したもの

カポジ水痘様発疹症とは、単純疱疹が経皮的に拡大したもので、広範囲に病変を発生させてしまう皮膚疾患です。
カポジ水痘様発疹症は、ヘルペスが重症化したものであり、アトピー性皮膚炎の合併症でもあるとされています。

アトピー性皮膚炎の患者は、その治療のためステロイド等の外用薬を使用します。
そのステロイド等の影響により、皮膚のバリア機能が弱まってしまうと、このカポジ水痘様発疹症が発症しやすいといわれています。

カポジ水痘様発疹症にかかってしまうと、高熱が突然発生し、全身にリンパ節腫脹が現れます。

そして、湿疹部分に水疱が多発することが特徴となっています。
カポジ水痘様発疹症の発疹の形は、中央にへこみのある小水疱であり、発症の原因となっている単純ヘルペスと同じ形状ですが、単純ヘルペスと比べて大型となっています。

また、この発疹は急速に拡大していき、進行してしまうとリンパ節が腫れたり、ただれて痛みが出たり、発熱等の症状が発生することもありますので、早期の治療が重要となります。

カポジ水痘様発疹症では、発熱が発生すると、それと同時に全身に赤い斑点が現れ、発症から時間が経過していくとともに水疱はかさぶたを形成していきます。
このかさぶたは次々と新しいものが現れていきますので、新旧の発疹が混在してしまってわからなくなるケースが多くなっています。

また、カポジ水痘様発疹症の症状の影響によって出血をしてしまったりすると、細菌等が入り込んで二次感染をしてしまうというケースも多くなっているので注意が必要です。

カポジ水痘様発疹症は、上半身や顔面に発症しやすくなっています。

乳幼児においては、全身にカポジ水痘様発疹症が発生するというケースも多くなっているようです。
カポジ水痘様発疹症にかかると、一般的に4~5日で皮膚がかさぶたを形成します。

しかし、その後に新しい発疹を次から次へと形成するため、かさぶたが形成されても10日~1ヶ月以上は経過を見る必要があります。

カポジ水痘様発疹症が発症した場合、その治療法としては、まず内服薬を使用するのが一般的となっています。

この内服薬としては、現在はバルトレックスという商品名となっているアシクロビル・バラシクロビルという薬が処方されることが多くなっているようです。
このバルトレックスという薬は、現在世界中において抗ウイルス薬、特にヘルペスウイルスを抑える薬として使用されています。

カポジ水痘様発疹症の症状がひどくなると、広範囲にわたって水ぶくれが見られたり、発熱がずっと続いてしまったりします。
その際には、内服薬での治療だけではなく、入院して治療するということもあり、その入院の際には、前述のバルトレックスという内服薬や塗り薬による治療と並行して、点滴による治療も行われます。

また、もし、カポジ水痘様発疹症の発症原因がアトピー性皮膚炎によるものであった場合には、アトピー性皮膚炎の治療も併せて進めていくようになります。

ただ、前述の通り、アトピー性皮膚炎の治療で使用されるステロイド外用薬はカポジ水痘様発疹症の治療には使用できませんので、非ステロイド系の塗り薬を使って治療を進めていくようになります。

かゆみの症状がある場合は抗ヒスタミン薬を使って治療するようになります

また、カポジ水痘様発疹症とアトピー性皮膚炎のどちらにおいても、痛みの症状だけでなく、かゆみの症状も発生することがありますが、この場合にはかゆみを抑制する抗ヒスタミン薬を使って治療するようになります。

この抗ヒスタミン薬はカポジ水痘様発疹症もアトピー性皮膚炎のどちらの治療においても、関係なく使用することができる薬となっています。

かゆみの症状が発生していると患部を掻きむしってしまうため、カポジ水痘様発疹症がさらに悪化して、全身に発生するようになってしまうということもあります。
そのため、前述の抗ヒスタミン薬等によって、まずかゆみの症状を抑えるという治療も特に有効とされています。

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