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乳幼児湿疹とは?症状・治療法は?【アトピー性皮膚炎の種類】

赤ちゃんに様々な原因で発生する湿疹をまとめて乳幼児湿疹と呼んでいます。
乳幼児湿疹とは、乳幼児期に発生する湿疹の総称であり、乳幼児湿疹という病名の病気があるわけではなく、様々な原因で発生する湿疹をまとめて乳幼児湿疹と呼んでいます。
乳幼児湿疹では、小さい水ぶくれができる、肌が赤くなる、うろこ状のかさぶたができるといった症状が発生することが多くなっています。
肌が乾燥するタイプの乳幼児湿疹もあれば、ジュクジュクと湿った状態になるタイプの乳幼児湿疹もあり、発生箇所としては、おでこや頬などの顔に発生しやすくなっており、背中やお腹などの全身に湿疹が広がるということもあるようです。
生後2週間を過ぎたころから乳幼児湿疹は現れ始め、1歳を迎えるころにはほとんどの乳幼児湿疹が治まっているようです。
乳幼児湿疹の原因としては、まず、赤ちゃんは皮脂と汗の分泌が盛んであるという点が挙げられます。
赤ちゃんの肌は、特に新生児期から生後3ヶ月頃までは母親の女性ホルモンの影響を受けるため、新陳代謝が活発となり、皮脂が多く分泌されます。
その一方、赤ちゃんの肌の毛穴はまだ小さく、多く分泌された皮脂が詰まりやすくなっています。
そのため、赤ちゃんの頃は「新生児ニキビ」や「乳児脂漏性湿疹」が引き起こされやすくなっています。
乳幼児湿疹の原因として、次に、肌が乾燥しやすいという点が挙げられます。
赤ちゃんの肌は、生後3ヶ月を過ぎると皮脂の分泌が落ち着きます。
しかし、そうなると今度は乾燥に弱くなるので、赤ちゃんの肌が乾燥に耐えられないと、湿疹が発生してしまいます。
これを「乾燥性皮膚炎」といい、特に、生後3ヶ月以降に乾燥しやすい秋・冬の季節を迎える7~10月生まれの赤ちゃんは注意が必要です。
最後に、赤ちゃんの皮膚は、角質層がまだ薄いという点が挙げられます。
人間に肌の角質層は、有害物質を防いだり、肌の潤いを保つという役割を果たしていますが、赤ちゃんはまだ角質層が未熟で薄いため、肌がダメージを受けやすい状態となっています。
そのため、あせも、おむつかぶれ、ハウスダスト、ダニ、寒暖差等の影響を受けたアレルギー反応の症状のひとつとして、湿疹が発生する場合があります。
これらのアレルギー反応の原因を特定することは、新生児期から乳児期にかけての期間においては難しいため、乳幼児湿疹として扱われます。
しかし、成長していくにつれて、その湿疹の原因が判明していきますので、ただの乳幼児湿疹と思っていたものが、実はアトピー性皮膚炎だったとわかるケースもあるようです。
アトピー性皮膚炎と乳幼児湿疹の原因は異なりますが、その症状は似ています。
そのため、医師でも見分けることが難しく、素人では症状だけでアトピー性皮膚炎と乳幼児湿疹を見分けることは不可能だと思われます。
ただ、アトピー性皮膚炎には、湿疹が慢性的で、その症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すという特徴があります。
さらに、日本皮膚科学会の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」では、湿疹、かゆみがある、乳児期では2ヶ月以上、その他では6ヶ月以上湿疹が続いている、赤ちゃんの発疹は、頭、顔にはじまって、体幹や四肢に下降してくるといった症状を見てアトピー性皮膚炎と診断するように定められています。
赤ちゃんに湿疹が発生すると、まずは、乳幼児湿疹と診断され、乳幼児湿疹のケアを行うようになります。
このケアでは「保湿をすること」、「清潔に保つこと」の2つが基本となり、乳幼児湿疹の発生原因が何であれ、まずはこの2つを守ることが赤ちゃんの肌を守ることにつながります。
最近では、新生児期から生後12ヶ月頃までの間に、保湿を1日2回行うようにすると、食物アレルギーの発症、アトピー性皮膚炎の発症を予防することができるという研究結果も報告されています。
しかし、このようなケアをしていても症状がよくならなかったり、悪化してしまう場合もあります。
その場合は、アトピー性皮膚炎である可能性も考えられるため、小児科か皮膚科を受診するようにしましょう。
その際、アレルギー科があるクリニックで受診すれば、アトピー性皮膚炎の診断・治療に関して、さらに的確に対処してもらえるためおすすめです。
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