海外ではアトピーはマイナーな病気です。【体験談】

わたしは、子供のころからのアトピー持ちです。
2歳のころにアトピーと診断され、中学生くらいまでは、肘の内側や首筋だけでなく、顔などかなり目立つところにも症状が出ていました。
成長とともに症状も和らいできて、大人になった今では、疲れている時や体調を崩した時に一時的に症状が出たりすることもありますが、基本的にはアトピーの人特有の湿疹などはほとんどありません。
実は、子供のころアトピーだったと言っても、たいていの人が「でも、今は全然わからないね!」と言います。
しかし、今私が住んでいるのは、南米。
3年ほど前に主人の仕事の都合でこちらに住むようになりました。
気候が生まれ育った日本と違うせいか、肘の内側に少しアトピーが出ています。
また、空気が乾燥していることや、紫外線が強いことが影響してか、耳たぶが着れたり、目じりや口角が切れたりすることもあります。
でも、そこまで酷い症状ではないので、日本から持ってきたリンデロンを塗れば改善するし、生活に支障が出るほどではありません。
ただ、困っているのは現地の人たちがアトピーに対する知識が全くないことです。
私の小さいころは、アトピーはうつると思っている同級生もいましたが、今ではそんなことを言う人はめったにいませんよね。
花粉症や盲腸と同じくらい、一般的でありふれた病気だと私は思っているのですが、こちらの人でアトピーっぽい肌質の人はまず見たことがありません。
3年間住んでいて、本当に一度も見たことがないんです。
そのため、現地の人たちも私のアトピーの症状を目にするのが初めてらしく、大げさに心配されたり、虫刺されじゃないのか?と思われて、謎の軟膏(日本でいうオロナインみたいな、現地では一般的な薬だと思いますが)をくれたりします。「これは、何かにかぶれたり虫刺されではなくて、アトピーという肌の病気で、子供の頃からだからそんなに心配しなくても大丈夫ですよ。」
と片言ながら伝えても、なかなか理解してもらえません。「いい病院を紹介してあげる!」
と病院のパンフレットをわざわざ持ってきてくれた人もいるほどです(笑)
現地の人にとってアトピーなんて聞いたこともない未知の病気。
まぁ、ここまではおせっかい気味な現地人の優しさを実感するきっかけにもなっているので、そんなに本気で困っているわけではありませんが、一度本当にショックだったことがあります。
こちらは日本と違い熱帯気候なので、基本的に年中半袖。私の肘の内側は、症状が出ていない時でも、子供のころにかきむしったせいで広範囲に色素沈着があり黒ずんでいます。
ある時、現地で知り合いになった9歳くらいの男の子に「どうしてここ(肘の内側を差して)が汚れているの?」と聞かれました。その時は、とっさにアトピーと説明しても分からないだろうな、と思い「汚れているんじゃなくて、アレルギーなんだよ。」と言ったら納得した様子でしたが、内心ショックでした。確かに、他の部分は白いのに、肘の内側だけ黒ずんでいて、遠くから見ると垢が溜まっているみたいに見えないこともない状態です。
それに、現地の人にとってアトピーなんて聞いたこともない未知の病気。私に直接話しかけてきた男の子以外にも、そう思っている人がいるんだろうな…、とまで考えてしまいました。
アトピーの症状自体が辛いと思ったことは、ほとんどありませんでしたが、子供のころは、何で自分はほかの友達と違うんだろう?と思いましたし、思春期の時は芸能人のようなツルピカ肌に憧れました。
彼にキモいと思われていないか、妙に心配でした。家族の中でも、アトピー持ちが自分だけだったので、なんて不運な…と思ったりもしました。
私以外のアトピー患者さんもアトピーによる症状の辛さだけでなく、周囲の人の視線や、悪気のない言葉で傷つくことを経験しているんじゃないかと思います。"
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