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アトピー性皮膚炎に漢方薬は効果ある?副作用は?

実際、アトピー性皮膚炎の治療に効果があるとされている漢方薬もあります。
一般的に漢方薬には副作用が無く、体質改善ができるという認識があるため、アトピー性皮膚炎の治療に漢方薬を取り入れようとする人は多いと思います。
しかし、本当に漢方薬に副作用はないのでしょうか。
漢方薬は根や葉などの植物による、自然の生薬によって生成されていることから、漢方薬自体が食品の延長であると考えることもできます。
そのため、卵や小麦等の食品によってアレルギー反応が出ることがあるように、漢方薬が体に合わない場合においては、アレルギー反応に起因する副作用が発生するということが考えられます。
また、漢方薬は動物性のものである鹿の角や牛の胆石、鉱物である金や石膏、ヒル・ミミズ等の昆虫、アワビや牡蠣の殻といった植物以外の様々なものが原料となるため、使用する量や使用期間の長さによってこれらの影響による副作用が発生する可能性も考えられます。
したがって、漢方薬にも副作用はあるというのが結論にはなりますが、西洋薬と比較して顕著な副作用が発生する可能性は少ないといえると思います。
また、漢方薬には上・中・下という分類の仕方があり、それぞれの薬においてその効果の速さなどが異なります。
上薬とは、病気を治すだけではなく、根本からの体質改善・病気の予防にも使用できる漢方薬であり、人参、黄耆、甘草などがその例となります。
中薬とは、少量もしくは短期間の使用であれば副作用の心配が少なく、ある程度の効果を期待できる漢方薬であり、上薬と下薬の中間のような漢方薬です。
具体例としてはサイコ・マオウが該当します。下薬とは、病気に対して即効性のある漢方薬で、作用も比較的強く、毒性が強いものもあります。
そのため、長期に渡って継続使用する場合や、その副作用に注意しながら使用することが必要となる漢方薬です。
具体例としては大黄やブシなどがあります。一般的に漢方薬は効果がゆっくりというイメージがありますが、これは前述の上薬によるものと思われます。下薬のように一回の服用でしっかり効き、即効性も高い漢方薬もあるのですが、長期的な使用をする際には注意が必要となります。
アトピー性皮膚炎の治療に効果がある中黄膏
実際、アトピー性皮膚炎の治療に効果があるとされている漢方薬もあり、例えば、中黄膏はその一つです。
中黄膏は江戸時代に日本で考案された漢方の塗り薬で、清熱作用を持ち、腫れて痛みがあったり、化膿しているような皮膚疾患の改善作用が期待できます。
アトピー性皮膚炎の治療には、患部が熱を持ち赤くなっている場合に用いられますが、ステロイド外用薬のような強い効果はないので、その代わりとして使用するのは難しいようです。
中黄膏の主成分はオウバクとウコンという生薬です。
オウバクは抗菌作用を持っており、ウコンには、抗菌作用のほか抗炎症作用、抗酸化作用があります。
アトピー性皮膚炎によってかゆみと赤みが強く出ている場合は、黄色ブドウ球菌が繁殖してかゆみ等を発生させている場合が多くなっています。
そのため、他の薬ではかゆみの症状が治まらなかったという場合には、中黄膏のような抗菌作用を持つ漢方薬を試してみるのが良いと思います。
ただ、既に菌によってひどい炎症が発生しているという場合には、西洋医学による抗菌剤や消毒の処方を受けた方が効果が早い場合がありますので、漢方薬にこだわって無理に中黄膏を使用するということはしないようにしましょう。
このような中黄膏にも副作用が発生する可能性があります。
これまでに中黄膏の副作用として報告されている症状には、かゆみ、発疹、発赤といった症状があります。
そのため、もしこのような症状が発生したり、中黄膏の使用後にアトピー性皮膚炎の症状が悪化したという場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
また、このような副作用の発生を予防するため、中黄膏を初めて使用するときには、ごく少量をできるだけ目立たない部分から使用するようにすることをお勧めします。
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